結果は、見るべきところもあった一方で、国内バスケットボールの認知度を上げるところまではまだいたっていない。
見るべきところとは、NBLのスタートに際して、参加12チームの総意で選手会が組織されたことだ。団体交渉をするための、組合としての選手会ではなく、バスケットボールの発展のために活動していく団体として、一般社団法人の選手会が、開幕前に結成されたのである。
年間1万円の会費を出し合って、まずはオールスター戦に開催地の子供たちを招待したり、プレーオフの切符を副賞として小学生対象のバスケットボールにま
つわる作文コンテストを企画したり、独自の活動を始めている。設立の音頭をとったのは、2010年、現役日本代表だった時に公認会計士試験に合格して話題
になった岡田優介会長(トヨタ自動車東京)だった。
選手会の設立が、選手たちの意識を変えた面もある。副会長に就任した竹内譲次(日立東京)は「僕たち選手は、いままで用意された舞台でしか動いていな
かった。選手会を作ることで、自発的に動いていける」と語っている。同じく副会長になった竹田謙(リンク栃木)や朝山正悟(三菱名古屋)も思いは同じで、
今後、バスケットボールの普及、人気の向上につながる活動に、選手全体で取り組む意欲を見せている。
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